
最近トレイルランニングについて調べていると、よく『スカイランニング』というワードを目にします。
聞いたことはあったけど、そもそも何が違うんだろうという事で調べて見ました。
スカイランニングとは
山岳(超高層ビル)を空に向かって駆け登るスポーツのこと
最高峰の頂へ、谷や海から、街や村から、どれだけ短い時間で登ることができるだろうか。登山者であればもつであろう、自然なロジックから生まれた快速登山が「スカイランニング」というスポーツです。
山岳スポーツであるスカイランニングでは、水平距離よりも垂直距離や標高差が重要な要素となります。つまり、スカイランニングにおける「ランニング」の意味は、陸上競技とは異なり、「走る」というよりも「駆け登る(下る)」ということになります。
スカイランニングとトレイルランニングの違いは?
スカイランニングは「登る(下る)」という垂直方向への移動が基本要素で、岩場・氷河・雪上・超高層ビルなどもコースとして使用されます。
また、装備を最小限にした軽快さ(LIGHT&FAST)が基本的なスタイルです。
一方、トレイルランニングは未舗装路を「走る」という水平方向への移動が基本要素で、トレイルや砂漠など未舗装路全般がコースとして使用されます。
また、自給自足が基本的なスタイルとされているため、食料や救護用具等を入れるザックを背負うスタイルが一般的だそうです。
つまり、スカイランニングは垂直方向への移動、トレイルランニングは水平方向への移動がそれぞれ基本要素。メディア等の影響で同じ競技として思われがちだけど、実は全く別の競技という事らしい。
スカイランニングの競技種目
競技種目は、時間や距離に応じて以下4つのカテゴリに分類されているそうです。
SKY(スカイ)
50km未満 又は 優勝者タイムが5時間未満 のレース 或はその両方。コースは遊歩道、トレイル、堆石、岩や雪(アスファルト率が全体距離の15%未満)にまたがる。標高が2000mに達しない国々では、平均傾斜13%を保って最高標高地点に到達するコースでなくてはならない。
SKYRACE®(スカイレース)-最小距離20km以上であり 優勝者タイム3時間未満のもの。最小1300mの獲得標高差(5%誤差までは許容誤差)。Sky Race®でも獲得標高差4000mに達した場合にはSky Marathon®として定義分類される。
SKYMARATHON®(スカイマラソン)-最小距離30km以上であり 優勝者タイム5時間未満のもの。最小でも2000mの獲得標高差(5%誤差までは許容誤差)。
ULTRA(ウルトラ)
優勝者タイムが5~12時間かかる50Km超えのレース。
ULTRA SKYMARATHON®– Sky Marathon®定義の5%誤差を超え、獲得標高差が2500mを超えているレース。
VERTICAL(バーティカル)
25%の最小平均傾斜があり、ところにより33%傾斜を超えるアップヒル(山を駆け上がる一気登りの)レース。
VERTICAL KILOMETER® (バーティカルキロメター)-1000mの獲得標高差があり、傾斜がある様々な路面にまたがる、コース距離が5km未満のレース。VERTICAL KILOMETER®は様々な標高レベル(+/-200mのバリエーションあり)に定義される。例えば:0-1000m、1000-2000m、2000-3000mなどで、5%の許容誤差が認められる。VERTICAL KILOMETER®を2回、または3回でも認められる。
SKYSPEED-100m以上の獲得標高差があり、傾斜33%以上のレース。
SKYSCRAPER RACING(スカイスクレイパー(超高層ビル)レース) / VERTICAL RUNNING(バーティカル・ランニング) – 45%を超える傾斜で 屋内外の階段を使ったバーティカル・レース。
EXTREME(エクストリーム)
優勝者のタイムが6~10時間、累積標高差4000m以上、グレードⅡ(三点支持を要する)区間を含むテクニカルな山岳レース。
私がこの中で気になったのは、バーティカル!
日本一高いビル「あべのハルカス」の最上階である60階まで1610段ある非常階段を駆け上がるという何とも面白いレースが開催されていました。
2016年から開催されていて、垂直マラソンの世界大会になってるそうです。
正式名称は「Vertical World Circuit 大阪大会 ハルカススカイラン」。
今年も開催されたら応援に行きたいです!